「箱根駅伝・往路」(2日、大手町〜神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 東洋大が5時間26分31秒で2年連続の往路優勝を果たし、東海大学が2位に入った。総合5連覇を目指す青学大は、トップと5分30秒差の5時間32分1秒で6位となり、復路での逆転が厳しい状況となった。レース後、原晋監督(51)は「何が起こるか分からんね…この駅伝は」とうなだれた。

【写真】原監督 レース前は自信満々で「ゴーゴー指数125%」

 青学大は3区でエース森田歩希(4年)が区間賞の走りで首位に立ったが、4区の岩見秀哉(2年)が失速。5区の竹石尚人(3年)も苦戦し、6位と順位を落として往路を終えた。

 指揮官は「箱根駅伝は難しいね。何が起こるか分からない。3区までは予定通りだったが、4区ですね。普通に走ってくれたらよかったが…。(トップと)2分以内なら上出来だった」と苦しいレースを振り返った。岩見は低体温症だったと報告を受けたといい、「スタート前から異変があったのか、プレッシャーがあったのか…。直前まで普通にトレーニングしていたので(わからない)」と、不確定要素の多い箱根路を天をあおいだ。

 トップとは5分30秒差と5連覇には黄信号がともった。「5分30秒は簡単に返せるタイムじゃない。返せると言ったらほら吹きになる」と弱気モード。それでも「逆転したらかっこいい。そこを目指す」と前を向き、「復路優勝は自信があるので確実に取る」と、現実的な目標を見いだしていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190102-00000059-dal-spo