2018.12.26
 第98回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。本県代表の黒沢尻工(4大会連続30度目)は30日の2回戦で高鍋(宮崎、8大会連続26度目)−静岡聖光学院(3大会ぶり5度目)の勝者と対戦(午後2時半開始予定)。7大会ぶりにBシードに選ばれた充実した戦力で県勢19大会ぶりの8強入りを狙う。

 前回大会を経験したメンバーが10人以上残り、春は東北王座に就いた。秋の県大会も圧倒的な強さで制し、伊藤卓監督は過去3大会のチーム力と比較しても「今年が最強ではないか」と自信をにじませる。

 その自信の根拠がFW陣だ。第1列及川智孔(ともよし)=3年=、1年からレギュラーの第3列根子叶多(かなた)=同=らが成長し、伝統の力強い「赤べこ」が復活。バックス主体だった昨季からバランスの取れた戦力に仕上がった。

 バックスも視野の広いSH伊藤海(同)は状況判断に優れ、FB手束勇陽(ゆうひ)=同=はFW並みのフィジカルの強さで積極的にライン参加を仕掛ける。戦況に応じてFW、バックスどちらでも得点を取れるのが強みだ。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/12/26/42184