https://www.jiji.com/jc/article?k=2018110300561&;g=bsb

悪夢は繰り返された。グラウンド上ではソフトバンクが歓喜の胴上げ。
2年前と同様、先手を取りながら4連敗で敗退した広島ナインは、
それを力なく見詰めるしかなかった。
緒方監督は「選手は諦めずやってくれた。自分の力不足」と責任を背負った。

先制機を物にできなかった。
二回1死一、三塁で野間が空振り三振。スクイズも考えられる場面だったが、動かなかった。
続く石原の打席で安部が二盗失敗。これで流れを逸した。

四回の守備では1死二、三塁からソフトバンク西田にスクイズを決められた。
高ヘッドコーチは「広島に帰って、またセ・リーグの野球になる。仕切り直し」と話していたが、
広島がやりたかった野球を相手にやられた。

第2戦で打ち崩したバンデンハークを打てず、六回までに10三振。
救援陣にも抑えられ、反撃のきっかけすらつかめず、マツダスタジアムはため息に包まれた。

点差以上にソフトバンクとの力の差を見せつけられた
。緒方監督は「悔しいだけでは終われない。次の戦いはもう始まっている」。
この経験は必ず来年に生かす。