今や携帯電話が1人1台の時代になり、相手がどこにいても連絡が取れるようになったことで、人間関係のあり方は大きく変わりましたが、携帯電話の普及が変えたものはそれだけではありません。例えば、携帯電話でダウンロードする音楽配信サービス「着うた」は、音楽のあり方を大きく変えました。

ゼロ年代の日本の音楽シーンを振り返るうえで欠かせない「着うた」。2002年に始まった当初は、通信速度の関係で40秒程度しか配信できず、「着メロ」の豪華版といった位置づけでした。しかし、au専用のサービスとして始まった「着うた」は、ユーザーの支持が予想以上だったため、1年後には他キャリアも参入します。そして2004年に1曲丸ごとを配信する「着うたフル」が始まると、帯域の拡大もともない市場が大きく成長。サービス開始から5年後には、1000億円を超える巨大市場に発展しました。

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