日本代表前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が、フランス代表とクロアチア代表が対戦するロシアワールドカップ決勝に向けた展望を語った。
クロアチア『スポルツケ・ノヴォスティ』紙が13日付でインタビューを伝えている。

ワールドカップまで2ヶ月あまりとなった今年4月に日本代表監督を電撃解任されたハリルホジッチ氏は、その後自宅のあるフランスへ帰国して大会を見守った。
クロアチアの強豪ディナモ・ザグレブを率いた経験もある同氏にとっては、馴染み深い2ヶ国の代表チームが決勝で激突することになった。

ハリルホジッチ氏は、決勝を控えたフランス国内には楽観論が強いと説明。「今の時点ではフランスの方がクロアチアより強いかもしれない。より優れているという自信があり、楽観視されている」と語る。

3試合連続で延長戦を戦ってきたクロアチアに疲労が蓄積している可能性も指摘しつつ、「個人としてはフランスの方が優れているかもしれない」とハリル氏。
だが「クロアチアはより経験豊富だ」として、「何が起こるか分からない大一番だ。日曜日に見てみよう」と明確な勝敗予想は避けている。

今大会での活躍を特に高く評価されているクロアチアのMFルカ・モドリッチについては、ハリルホジッチ氏も「素晴らしい」と称賛。
イバン・ペリシッチやマリオ・マンジュキッチの貢献にも言及した上で、「今大会で特に印象的な選手を選ぶとすればGKたちだ」という考えを述べた。

「(ダニエル・)スバシッチや(ジョーダン・)ピックフォードや(ウーゴ・)ロリスは、それぞれのチームの準決勝までの戦いの中で大きな役割を果たしてきた。
この中の一人が大会最優秀選手に選ばれたとしても、おかしな選択ではないだろう」と各国守護神の活躍ぶりを強調している。

7/15(日) 7:41配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00281521-footballc-socc

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