日本大学アメリカンフットボール部の選手が重大な反則行為をした問題で、関東学生アメリカンフットボール連盟は26日夜に開かれた臨時総会で日大の内田正人前監督と井上奨前コーチに対し、事実上の永久追放に相当する「除名」の処分とすることを正式に決定しました。

先月行われた日大と関西学院大学の定期戦で、日大の選手が後ろからタックルする重大な反則行為をして関西学院大学の選手に全治3週間のけがを負わせました。

試合を主催した関東学生連盟は、先月の理事会で日大の内田前監督と井上前コーチを処分の中で最も重く事実上の永久追放に相当する「除名」の処分とする案を決めていました。

これについて26日夜、東京都内で各チームの代表が集まる臨時の総会が開かれ、理事会の決定通り前監督とコーチをいずれも「除名」の処分とすることが承認され、正式に決定しました。

その後、開かれた記者会見で連盟は「今年度のシーズン終了まで公式試合の出場資格停止」の処分が下っている日大アメリカンフットボール部に対し、来月17日までに部としての改善案を提出するよう求める考えを明らかにしました。

そのうえで、弁護士や大学教授などいずれも外部の5人で作る検証委員会を独自に設け、処分を解除するかどうか来月31日までに判断する考えを明らかにしました。

2018年6月26日 20時25分
NHK NEWS WEB
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