6月14日からスタートした『2018 FIFAワールドカップ』ロシア大会。優勝国や、ダークホースの出現に注目が集まるが、現在ある代表の「ユニフォーム」に話題が集まっている。それは、アフリカ代表・ナイジェリアのナイキ製ユニフォーム。販売開始と同時に飛ぶように売れており、英公共放送局BBCによると、事前販売予約の時点で、すでに300万着の注文があったとのこと。その人気は国内にも波及しており、サッカーグッズ専門店のオンラインショップを見ても軒並み完売。SNSでも「入荷しても瞬殺で売れてしまう」との書き込みが見られた。なぜここまで人気が高まっているのか、ナイキジャパンの担当者に話を聞いた。

■販売元も驚き 人気ラッパーが火付け役に?

――日本で完売店が続出していますが、反響への感想をお聞かせください。
【ナイキ担当者】 予約販売数の多さから、日本でも人気商品になるとは思っていましたが、まさかここまでの反響があるとは想定していませんでした。お客様からお問い合わせいただいていますが、入荷するとすぐに完売してしまうためご迷惑をおかけしてしまっている状況です。

――なにがきっかけでここまで注目が集まったのでしょうか。
【ナイキ担当者】 スポーツアパレルとしては類を見ない斬新なデザインだったことで注目が集まりました。ですが、ここまで人気を大きく押し上げたのは、ナイジェリアをルーツに持つ人気アーティスト、ウィズキッドやスケプタ、Not3sらが着用していたことが理由として考えられます。

――ファッション誌『GQ』で、ナイジェリア代表ユニフォームの特集が組まれるほど、そのデザイン性が高く評価されています。デザインのテーマを教えていただけますでしょうか。
【ナイキ担当者】 今回のナイジェリア代表ユニフォームは、初出場を果たした1994年アメリカW杯時のユニフォームをオマージュしています。ベースとなった特徴的なストライプは、“Super Eagles”という彼らの愛称に基づいた“ワシの羽”、白と黒の袖部分は“翼”を表現しています。リズミカルな音楽や鮮やかな色を使ったファッションなど、独自の“ナイジェリアンカルチャー”に代表されるみなぎるエネルギーをデザインに反映させました。

 気になる再入荷の情報だが、担当者によると「現在未定です」とのこと。今回のW杯でナイキ製ユニフォームを着る国は、ほかにもフランス、ブラジル、ポルトガルなどあるが、それをも上回る人気のナイジェリア。27日のグループ予選最終試合に向けて、より激しい争奪戦がはじまりそうだ。

2018年6月23日 6時30分 オリコン
http://news.livedoor.com/article/detail/14906844/

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