ロシア・ワールドカップ グループG・第1戦
ベルギー−パナマ
6月18日(月)18:00(日本時間24:00)キックオフ/フィシュト(ソチ)
 
 
 初出場のパナマにとっては、分が悪い相手だ。
 
 ロメル・ルカク、エデン・アザール、ケビン・デ・ブルイネ、トビー・アルデルワイレルド、ティボー・クルトワと前線から最終ラインまでトップクラスのタレントがずらりと並ぶベルギーは、一方でチーム全体としての守備組織に課題を抱えており、インテンシティーの高い同格以上との試合ではディフェンスに綻びが生じるケースが少なくない。
 
 ただ、個人能力でねじ伏せられる格下には滅法強く、実際、予選では4点差以上の勝利を5回も飾っている。とくに主砲ルカクは開幕前の準備試合から好調を維持しており、早い時間帯に先制ゴールを奪って波に乗れば、スペイン戦のクリスチアーノ・ロナウドに続いてハットトリックを果たしても不思議はない。
 
 2017-2018シーズンのプレミアリーグでMVP級の活躍を示したデ・ブルイネをはじめ、アザールやヤニック・カラスコ、ドリース・メルテンスら優秀なチャンスメーカーが揃っているのも頼もしいかぎりだ。
 
 90分を通して受けに回る展開がおそらく続くパナマは、粘り強く戦い抜いてエドガル・バルセナスとアルマンド・クーパーという両サイドの局面打開力を生かしたカウンター、あるいはセットプレーのワンチャンスに懸けるしかないだろう

 相手は守備の要でキャプテンのヴァンサン・コンパニが負傷欠場する見込みで、付け入る隙がまったくないわけではない。仮に初戦でベルギーを打ち破るようなら、ワールドカップ史上に残る大番狂わせとして後世に語り継がれるはずだ。

サッカーダイジェスト6/18(月) 16:30
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180618-00042332-sdigestw-socc

写真
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