日本代表は現地時間8日、国際親善試合でFIFAランキング6位の強豪・スイスと対戦。しかし、決定機を作れないまま、0−2で敗れた。

 MF香川真司は、76分にMF本田圭佑と交代で出場。ベンチから試合を見ていて、守備にある程度の手ごたえを感じながらも、「もっと距離感や取りどころをハッキリさせてないといけない」と課題を挙げた。

 攻撃に関しては、ボールを奪っても攻めきれず、後ろへ戻すシーンが多かった。香川は「後ろで回すことは十分可能だと思うが、どこまで入っていくかは、チームとして共通意識を持たないといけない」と話す。そして「単純なクロスがチャンスになったかと言えば、なっていない」と、敵陣深くまでえぐるなど、工夫が必要だと強調。シュートコースを限定させる相手守備のうまさやミドルシュートの成功率が低いことを認め、「バイタルエリアに入り込まないといけない」と続けた。

 途中出場でトップ下に入った香川は、ペナルティエリアの中でワンタッチプレーを見せた。「攻撃のスイッチ」となっていたが、香川自身は「精度を上げなければ」と、満足はしていない。また、自身のコンディションについても「もっと上げなれば」と、精力的だ。

 「次(12日のパラグアイ戦)があるので、いい試合をしたいなと。チームとしてもそうですが、個人的には90分間やり切りたい。だから次に備えてます」

 西野朗監督はパラグアイ戦で、スイス戦のバックアッパーを起用すると明言している。香川は攻撃のスイッチ役を担えるのか。また、フル出場で復活をアピールできるかに注目したい。(Goal.com)
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