西山朋佳奨励会三段が勝ち新女王にマイナビ女子オープン
2018年5月24日18時28分 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL5S5WGLL5SUCVL023.html

第11期マイナビ女子オープンで初タイトルを獲得した西山朋佳(ともか)新女王=2018年5月24日午後5時30分、東京都渋谷区の将棋会館、村上耕司撮影
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将棋の第11期マイナビ女子オープン五番勝負(マイナビ主催)の第4局が24日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、挑戦者の西山朋佳・奨励会三段(22)が加藤桃子女王(23)を150手で破り、シリーズ成績3勝1敗で初タイトルの「女王」を獲得した。加藤女王の5連覇はならなかった。

西山新女王は大阪府大阪狭山市出身。現在、慶応大学2年生(休学中)。2010年に男女の区別がないプロ棋士養成機関の奨励会に入会し、16年4月から最終関門の三段リーグに参加している。奨励会員も参加できる女流棋戦では、14年に女流王座戦五番勝負で当時の加藤女流王座に挑戦するも3連敗。今回は2回目の女流タイトル挑戦で、加藤女王に雪辱した。姉は囲碁棋士の西山静佳初段。

終局後、西山新女王は「第1局に負けてタイトル戦成績が0―4だったので、第2局は内容よりも勝つことに重点を置いた。そこで勝てたのでだいぶ気が楽になり、以降は自分らしい将棋が指せた。重みのあるタイトルなので頑張らなければと思っています」と話した。