2018年4月24日19時23分
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大リーグ、ボルティモア・オリオールズのリプケン選手(手前)が連続試合出場記録の新記録を達成した試合で始球式をつとめた衣笠祥雄さん


 「衣笠さんの器の大きさを尊敬していた。彼と育んだ友情は、私にとって掛け替えのない価値がある。彼が亡くなったことは本当に悲しい」

→「鉄人」衣笠祥雄さん死去 71歳、連続試合出場記録

 大リーグで「鉄人」と呼ばれ、2632試合連続出場の世界記録を持つカル・リプケン氏(57)は24日、亡くなった衣笠祥雄さんを悼むコメントを寄せた。
 通算3184安打を放ち、現役時代はオリオールズの遊撃手として活躍したリプケン氏は、1982年5月30日から98年9月20日までの間、一度も休まず試合に出続けた。
ケガなどの苦しみを越え、フィールドに立ち続けるプロ意識は、衣笠さんとわかり合っていたという。「愛する野球に臨む覚悟や気持ちは、衣笠さんと私は同じ考え方を持っていた。本当に、彼は偉大な選手だった」

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衣笠祥雄さん(右)と記者会見するリプケン氏

 「衣笠リプケン・ナイト」。96年6月17日、オリオールズの本拠で、そう称された式典が行われた。衣笠さんの「2215連続試合出場記録」を抜き、
大リーグ連続出場記録を更新し続ける当時現役のリプケン氏と、衣笠さんをたたえるためのセレモニー。4万人を超す観客が、3分間近いスタンディングオベーションを2人に贈った。

 以来、互いに尊敬し合い、友情を育んできたという。リプケン氏は「親友でいられたことに誇りを持っている。衣笠さんの家族、友人、そして、日本のファンにお悔やみを申し上げます」とコメントした。

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野球教室で駒沢学園女子中学・高校の硬式野球部の生徒に守備を教えるリプケン氏

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