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第62回大阪杯(G1)が阪神競馬場で行われ、番人気のスワーヴリチャードが一気の大まくりで完勝した。


誰もが絶賛する他ない、M.デムーロ「神」の騎乗だった。
16頭立てで行われたレースで、15番枠という外枠からの発走となったスワーヴリチャード。
右回りでは最後の直線で内に持たれる悪癖があり、同じく外枠からのスタートとなった前々走の有馬記念では、
最後の直線で内側に斜行。デムーロ騎手は騎乗停止処分の憂き目に遭った。


「(外枠から内に潜り込めず)外、外には行かせたくなかったし、有馬記念のような感じになるのはイヤでした」

 
スタートでダッシュがつかず、後方からという厳しい展開。しかし、G1で神のような勝負強さを見せるイタリア人騎手の頭はクールだった。

 
前半の1000m通過が61.1秒というスローペース。この流れを打破しようと大きく動いたのが、まさかのスワーヴリチャードだった。
後方集団から一気の加速を見せて各馬をごぼう抜き。残り800mを切ったところで早くも先頭に立つと、スタンドからは悲鳴のような大歓声が上がった。


「最初に(田辺裕信騎手の)トリオンフが動いていったけど、それでも『ペースは遅い』と感じていました。
(残り800mを切った)3コーナーでは反応が良くて、いい手応え。追い出したときはまだ800mあったけど、楽な手応えでした」

 
G1で、それも1番人気では、なかなかできないであろう大胆不敵な騎乗。結局、スワーヴリチャードは、そのまま後続を寄せ付けずに完勝。
大舞台で神懸った勝負強さを見せるデムーロ騎手の「感性」の一端を垣間見た今年の大阪杯だった。



レース直後、デムーロ騎手の"神騎乗"を目の当たりにしたネット上の競馬ファンからは、
SNSなどを中心に「さすがミルコ!」「今年もG1はデムーロ買っとけば大丈夫だな」「展開を読み切った騎手の勝利」
「あそこで動けるのがデムーロ」など、まさに絶賛の嵐。
 また、元JRA騎手の藤田伸二氏も自身の公式Twitterを通じて「スローでペースを読んで動いた奴の勝ち!ってレースやったな。
スローペースを一番早く読んだのがミルコだから賛辞を述べたいね」と、これには手放しで称賛。
通算1918勝、G1競走17勝を上げた大ジョッキーからも"お墨付"きが出た。



 元JRA騎手で、アンカツこと安藤勝己氏は自身の公式twitterを通じて「外枠からあのスタート、ましてやスローでヒヤッとしたけど、
あそこからの仕掛けでマクりきるとは。普通の馬なら絶対に止まっとるし、ミルコも能力を信じきっとった」とスワーヴリチャードの特出した能力と、
それを信じ切っていたデムーロ騎手を称賛。

「改めて断言するけど、この馬がいま一番強い」と、今後の競馬界を牽引する存在として断言している。


「『勝てるだろう』と思って負けた。馬に対してだけでなく自分にも課題というか、驕りがあった」
と昨年の日本ダービー(G1)2着の際に悔し涙を流した庄野靖志調教師も、開業12年目でついに初のG1タイトルをゲット
。気になる「次走」に関しては、6月の宝塚記念(G1)が最有力と見られている。