2018年が幕を明けたばかりではあるが、『Goal』ではデータサイト『Opta』協力のもと意外なデータをご紹介する。今回はパスに特化した数字を見ていこう。

ボールタッチ数、パス数でトップに立った選手はいずれもイタリアのナポリから。戦術家マウリツィオ・サッリの下、優れたメカニズムで2017年を首位で終えた好チームは数字で見ても、確かな結果を残しているようだ。

ボールタッチ数の合計値でトップに立つのはナポリのバンディエラ、マレク・ハムシクの3552回。そして2位にもナポリのMFジョルジーニョが入り、3443回という数値を残した。また、ジョルジーニョに関しては出場時間が短かったため、1試合平均125回を記録し、トップに立っている。

パス数では合計の数字でもジョルジーニョがトップの3116本。2位にはハムシクで3065本、3位にはアーセナルのグラニト・ジャカが入り、2959本となっている。

一方で、パス成功率となると、また違う結果が見えてくる。敵陣でのパス成功率に絞ると、最初に名前が挙げられるのはトッテナムのMFムサ・デンベレ。インテンシティの高いプレミアリーグにおいて、92.5%の成功率を記録。2位はパリ・サンジェルマンのMFチアゴ・モッタで91%、3位はトニ・クロースで89.4%となっている。

リーグ・アンやリーガ・エスパニョーラに比べ、実力が拮抗したチームが揃う中でトップを記録したムサ・デンベレ。出場時間は若干短くなっているものの、ナポリの2選手と同様に2017年の“パスマスター”と呼べそうだ。
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