日本相撲協会は26日、来年1月の初場所(14日初日、両国国技館)の新番付を発表し、21歳の貴景勝が新小結へ昇進した。師匠の貴乃花親方(元横綱、45)が育てた初の三役力士となった。

貴景勝は同日、東京・墨田区の両国国技館で会見を開き「身長も体も大きくないが、突き押し、突き押しそれ一本で闘える力士になりたい」と決意をにじませた。師匠からは昇進について声はかけられていない、という。だが、「(師匠からは)稽古場の姿勢のほか、相撲以外でも教えられている。食事、睡眠など話されること一つ、ひとつに意味がある」と言葉をかみしめながら成長してきた。

貴乃花親方は現在、元横綱日馬富士(33)による傷害事件で、弟子の貴ノ岩(27)が被害者となり、師匠自身も協会の危機管理委員会の調査へ非協力的だったことなどが問題視され、28日の臨時理事会で処分が検討される。連日、テレビのニュースやワイドショーでも取り上げられているが、貴景勝は「思うことはあるけど、自分がいうことはないし、いえる立場にもない。(画面は)目に入るけど、寝るのが好きだから寝ている。自然にやっている」とほおを緩めた。

一方、貴乃花親方は弟子の昇進会見について、新十両時のみ同席する方針でこの日は不在だった。

ソース/サンスポ
http://www.sanspo.com/sports/news/20171226/sum17122611460004-n1.html