2018年W杯組み合わせ抽選会が現地時間1日に行なわれ、日本はポーランド、セネガル、コロンビアと同じグループHに入った。気になる対戦国の注目選手と監督について『AP通信』がまとめた。

●コロンビア

 14年大会でも日本と同グループに入り、4対1で勝利しているコロンビア。同大会ではエースFWラダメル・ファルカオら主力をケガで失うというピンチに見舞われつつも、過去最高の成績である準々決勝まで駒を進めた。今回の南米予選では最終節にようやく突破が決まるなど苦労したが、再びベスト8の地点にたどり着くまでの力は備えている。

 注目選手:ハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)──前回大会、日本戦では途中出場ながら1ゴール2アシストで勝利に貢献。ウルグアイ戦では素晴らしいボレーシュートを披露し世界の注目を集め、すぐに当時在籍していたモナコ(フランス)からレアル・マドリー(スペイン)へ移籍を果たした。しかし、スペインではインパクトを残すのに苦しみ、バイエルンへ期限付き移籍で加入。W杯に向けて、コンディションを復活させようとしている。

 監督:ホセ・ペケルマン──前回、コロンビア代表をW杯に復帰させたことで大きな名声を得た。06年大会では母国アルゼンチンを準々決勝まで導いている。

●ポーランド

 2006年W杯以来、12年ぶりの本大会進出を決めたポーランド。現在29歳のロベルト・レヴァンドフスキ、32歳となって大会を迎えるヤクブ・ブワシュチコフスキにとっては最後となるかもしれない大舞台だ。距離的にも近いことから、大勢のファンが開催国のロシアまで応援に駆けつけると予想される。

 ポーランドは、最終的に欧州王者となったポルトガルに敗れたEURO2016の準々決勝から、チームに大きな変化はない。欧州予選で見られた懸念事項を1つ挙げるとすれば、守備陣。9月の欧州予選でデンマークに0対4と大敗しており、対策が求められる。

 注目選手:レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)──ポーランド代表の最多得点保持者で、今予選では16得点を挙げ、欧州予選1大会での得点記録を更新した。

 監督:アダム・ナヴァウカ──カウンター攻撃を得意としていたポーランド代表を、ポゼッションの支配に努めるチームに変えた。

●セネガル

 02年大会に初出場を果たして以来のW杯となったセネガル。02年当時、連覇をねらっていたフランスを開幕戦で撃破するなどセンセーショナルを巻き起こし、アフリカ勢としては史上2チーム目のベスト8入りも果たした。

 今回のアフリカ予選では、南アフリカに一度1対2で敗れるも、主審が不正な試合操作を行なったとしてFIFA(国際サッカー連盟)が再試合を命じるという騒動が発生。セネガルはその再試合で勝利し、グループ首位を確定させ本大会出場権を手にした。

 注目選手:サディオ・マネ(リヴァプール/イングランド)──俊足を活かし、リヴァプールで活躍している同選手。代表でも様々な局面でそのスピードを披露し、相手にとって怖い存在となっている。

 監督:アリュー・シセ──セネガルは来年のロシアで、W杯デビューを飾った02年大会を思い出すだろう。当時、その夢の初舞台で代表チーム主将を務めたシセが、監督としてW杯に戻ってくる。(STATS-AP)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171202-00000013-ism-socc