吉高由里子の主演映画が「100年残る大爆死」!? 乃木坂46の小規模公開映画に完敗

 9月23日より公開した吉高由里子(29)主演映画『ユリゴコロ』の興行成績が伸び悩んでいる。全国296ス
クリーンの大規模公開だったにも関わらず、初登場8位という結果だ。

 この週のランキングは、1位がHey! Say! JUMPの山田涼介(24)と西田敏行(69)の共演が話題を集めた
東野圭吾原作の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、2位が乃木坂46メンバーの薙刀青春映画『あさひなぐ』(漫画原作
)で、どちらも初登場でランクイン。以下は公開2週目以降の『ダンケルク』『三度目の殺人』『エイリアン
コヴェナント』『関ヶ原』『怪盗グルーのミニオン大脱走』という順で続き、8位に『ユリゴコロ』、9位に
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』、10位に『スクランブル』となった。

『ユリゴコロ』の興収は発表されていないが、1位の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が土日の興収約2億986万円で、
最終興収15億円ペースのスタート。2位の『あさひなぐ』は土日の興収約1億2,600万円で最終興収10億円を目
指せるスタート。ちなみに『あさひなぐ』の公開規模は『ユリゴコロ』のほぼ半分だ。さらに『ユリゴコロ
』の1つ下につける前週公開の『奥田民生になりたいボーイ?』が、土日興収7,500万円・最終5億円目標の爆
死スタートと考えると、『ユリゴコロ』は最終的に5億円にも満たない可能性が出てしまう。

 『ユリゴコロ』は、2012年4月公開の『僕等がいた/後編』以来、5年ぶりとなる吉高の映画主演作。松坂桃
李(28)、松山ケンイチ(32)、木村多江(46)など実力派のキャスティングを揃え、熊澤尚人監督(50)
は「吉高由里子の主演映画として、100年残る代表作だと思う」と自負していたが、動員に結びついていない
のは何とも残念だ。『僕等がいた』は前編の最終興収が約25億2,000万円、後編が約17億2,000万円と大成功
を収めていた。

 同作はミステリー要素が濃い作品で残虐描写もあり(PG12)、CMなどの予告映像からだけでは暗いイメー
ジを抱いてしまうかもしれない。しかしみんなの大好きな「愛」、そして「泣ける」シーンもたっぷりであ
る。ダウナークレイジーな女性を熱演した吉高、重厚な演技で泣かせにかかる松山、もはや20代ではピカイ
チの松坂など演者も光る。大ヒットしてもおかしくないはずだ。映画公開後の9月26日には、吉高と松山が『
火曜サプライズ』(日本テレビ系)に出演して『ユリゴコロ』を宣伝しており、巻き返しに期待したいが…
…。

 ただ、単純に知名度の高い女優・俳優が、地上波バラエティ番組で宣伝をすれば動員が伸びるという時代
ではない。ここ最近では、土屋太鳳(22)主演の『トリガール!』が初登場でランキングトップ10圏外にな
る大爆死。妻夫木聡(36)と水原希子(26)の『奥田民生になりたいボーイ?』も大規模宣伝が奏功せず振
るわないなど、注目作の大コケが続いている。金を使えば使った分だけ回収できるというものではない、戦
略的な広告宣伝の難しさが伺える。
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0928/mes_170928_9233517386.html
https://cdn.logly.co.jp/recommend/news.biglobe.ne.jp/dbd851d331a5405155707e1807e9b13b.jpeg
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