12月8〜16日まで日本で開催される男女の東アジアE―1サッカー選手権(旧東アジア杯)の概要発表が25日、都内で行われた。
国際Aマッチ期間ではなく国内組で臨む大会について日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は
「最後に残る選手を見極める」と来年6月のロシアW杯代表メンバー23人入りに向け、国内組の“最終選考”となると明言。
優勝も狙うため、1週間近い事前合宿の実施を予告するなど“ガチンコ”のサバイバルレースとなる。

ハリル監督が、高らかにサバイバルレースの幕開けを宣言した。
「非常に興味深い大会だ。W杯に残る選手を見極める。選手は『僕を見てくれ』と臨まないと私は選ばない。Aと言われるチームに(誰が)残るかどうか」。
指揮官の中では、海外組がいてこそ“本物”のA代表。E―1で国内組をふるいにかけて、ロシアW杯で戦力になる選手をチェックする方針だ。

E―1は、前回までは東アジア杯の名称で実施された。ブラジルW杯前年の13年大会では、初招集された10人の中で
FW柿谷曜一朗、MF山口蛍(ともにC大阪)ら4人がアピールに成功して本大会のメンバー入り。
4人を含め、この大会で代表デビューした13人中6人がブラジルへの道を切り開いた。
国内組にとっては、重要なアピール合戦の場となる。

テストだけではなく、結果にもこだわる。ハリル監督は15年に中国で開催された前回大会で、自身初黒星も含む2分け1敗の未勝利と初の最下位に終わった。
当時を振り返りながら「大会1日前に現地入りして、ほぼ練習なしだった」と準備期間の短さを指摘し
「今回は1週間もらっている。勝つトライもする」。
J1は12月2日に最終節を迎える。
ハリル監督の言葉通りなら代表選手は、休みなく3日から合宿を開始して9日の初戦・北朝鮮戦に臨む本気モードだ。

E―1は、年内最後の代表活動。
「2つの目的がある。勝つことと選手の見極め。大会に向けたリストはこれから作る。国内の選手は本当に頑張ってハイパフォーマンスで臨んでほしい」。
6月14日開幕のW杯まで残り約9か月。ハリル監督のお眼鏡にかなう選手は出てくるか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000267-sph-socc
9/26(火) 6:05配信