9/8(金) 12:10配信

プロ野球は、Jリーグの倍は狙える? 急騰するスポーツの放映権料の行方

高騰し続ける放映権料。スポーツ中継をめぐるサービスはどこに向かうのでしょうか?

 スポーツ中継の多様化が進んでいます。去る8月29日、英・パフォームグループが提供するDAZN(ダ・ゾーン)の会員数が1年で100万人を突破したとの報道がありました。ライブコンテンツの切り札として注目を浴びるスポーツ中継の隆盛と放映権高騰はまだまだ続くのでしょうか? OTTと呼ばれる動画配信サービスはどこに向かっているのでしょう? 横浜DeNAベイスターズ前社長の池田純氏が、スポーツ中継をめぐるサービスの変化とその影響について語りました。

 海外でもインターネットを介したマルチデバイスを主戦場に移しつつあるスポーツ中継の波が、一気に日本にも押し寄せています。昨夏、Jリーグと10年間で約2100億円という大型契約を結んだ英・パフォームグループの動画配信サービスDAZNは、NTTドコモとの提携、相次ぐ有料コンテンツの放映権獲得で攻勢をかけています。

 Jリーグとの契約が強調されますが、DAZNは、先月末行われた“世紀の一戦”、メイウェザー対マクレガーを日本独占ライブ配信するなど、さまざまなスポーツの放映権を次々に獲得しています。

 DAZNやスポナビライブをはじめとするスポーツ中継配信サービスは、インターネットの接続環境の進化によって登場した「テレビに代わるメディアの在り方」を示すコンテンツ供給方法としても注目を集めています。

 日本でも、Netflix (ネットフリックス)やHulu(フールー)、Amazonプライムなどの配信サービスが一般的になりつつありますが、こうしたサービスはOTT(over-the-top)サービスとしてドラマや映画、音楽、そしてスポーツといったコンテンツを取り込み、急激に普及が進んでいます。

 かつてはCATV(ケーブルテレビ)の国として、4大スポーツをはじめとするスポーツ中継のためにチャンネルごとに契約する文化が根付いていたアメリカにも、CATVとの解約を表す“コードカッティング”という流行語が生まれるなど、OTTの波が押し寄せています。

 日本ではDAZNが“黒船”として大きな話題を呼びましたが、アメリカでもサッカー専門OTTサービス、「fuboTV」が、Northzoneや21世紀フォックス、スカイ、Scripps Networks Interactiveなどから総額5500万ドル(約61億円)を調達したと米フォーブス誌が報じています。


世界中で高騰するスポーツの放映権料

 横浜DeNAベイスターズ前社長の池田純氏は、スポーツ中継をめぐるサービスの変化が放映権に大きな影響を与えていると語ります。

「話題になっているDAZNも参加していたんですけど、9月4日にクリケットのインディアン・プレミア・リーグ(IPL)の入札が行われたんですね。DAZNやソニー、Facebookなんかも応札していたんですけど、結局スター・インディアという会社が入札しました。この入札額がまたすごくて、2018〜22年までの5年間で、約2700億円ですからね。これは高騰しすぎかなという気もします」

 日本では馴染みがありませんが、クリケットはインドをはじめとする旧イギリス領では人気のメジャースポーツ。約13億の人口を誇るインドのマーケットを見込んでという側面もあるかもしれませんが、各種スポーツコンテンツの評価額は上昇の一途をたどっています。

「日本のプロ野球だと1球団あたりのコンテンツは、年間で約15億円、最大でも20億円ぐらいなんですよ。民放各局はその投資額を回収するために、広告を集めてテレビで流しています。これがOTTになると、その対象は国内だけではなく世界になって、Jリーグのように1年単位で約200億円となるわけです」

記事全文
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170908-00010002-victory-spo&;p=3

2017/09/08(金) 18:53:28.30
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1504864408/