シーシェパードは先日、日本の捕鯨船への妨害行為を中止すると表明した。
その一報に例えば、クジラは捨てるところがないことを思い出す方も少なくなかろう。
そこは芸能人も同じ、プライベートもすべて売り物である。
去る1日、武井咲(23)がEXILEのTAKAHIRO(32)とのデキ婚を発表したが、寝耳に水だった武井の所属事務所「オスカープロモーション」は激怒。
エコテロ集団もかくやの女優の行動はテロか暴発か、はたまた。

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「2人は2014年に日テレのドラマ『戦力外捜査官』での共演をきっかけに知り合った。翌年、同ドラマのスペシャル版の収録で再会、距離が縮まったのです」

と、芸能デスク。
15年5月、写真誌に熱愛報道が出た際には、

「“今後は第三者がいても二度と会わない。武井がそう言っている”とオスカーは『絶縁宣言』をさせました。でもこれは表向き。両事務所とも交際については黙認してきたのです」(同) 

差し当たって武井は、『黒革の手帖』(テレ朝)で主演の銀座クラブママを好演し、他方、今年上半期には8本のCMに出演してきた。
名実ともに所属事務所の稼ぎ頭として君臨するのだが、裏返せば過密スケジュールで仕事をしてきたということになる。

さる芸能関係者によると、

「13年の月9『海の上の診療所』でヒロインを演じた際には、深夜2時まで都内で撮影した後、5時までCM撮影し、またドラマ現場に戻るなんて日もあったといいます。12年には3クール連続主演、14年も年間で3クール主演のドラマが入っていて、打ち上げの席などでは死んだ魚の眼をしていたことがありました」

来年7月か10月に復帰

別の関係者が後を受け、

「オスカーでは、現場のマネージャーが武井のドライバーを兼ねることになっている。1人だと事故を起こしかねないということで、武井に対して現場マネが3人もつくという状態もありました。とはいえ、武井の方を増やすことなんてできませんから、激務であることに変りはない。妊娠しか逃げる方法はないと思っていたのかもしれません」

武井からのデキ婚報告は今から2週間ほど前にもたらされたが、事務所は上を下への大騒ぎだったという。

ここで、当のオスカー関係者に聞くと、その顔には「困ったなぁ」と明らかに書いてある。

「確かに複雑ですよ。『黒革』で好評を得ているタイミングでね……。妊娠していたこともあり、オスカーの古賀社長と相手事務所のHIROさんとのトップ会談の場が設けられ、HIROさんが頭を下げた。2トップの関係はもともと悪くないので、揉めたりってことはないけれど、古賀さんははらわたが煮えくり返っていることでしょう」

過密スケジュールについても質したところ、

「米倉(涼子)も上戸(彩)も、それを経験して大女優になっている。忙しさに心が折れたらそれまで。武井が多忙な日々に苦しんでいたみたいですが、スターになるには生半可じゃダメだってことでしょうね。今回の件でダメになったドラマやCMもあるから、彼女とも“出産したら頑張ろう”という話でまとまっていて、来年7月か10月クールからは仕事復帰する方向のようです」

いかにも早い復帰は、テロの代償が高くついた一つの証明になる。 

「週刊新潮」2017年9月14日号 掲載

http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170906-00529964-shincho-ent

武井咲
http://amd.c.yimg.jp/amd/20170906-00529964-shincho-000-3-view.jpg