黒沢映画の脇役、特撮にも…土屋嘉男氏が死去
2017年09月06日 11時22分
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 「赤ひげ」など黒沢明監督の作品や特撮映画で、存在感のある脇役として活躍した俳優の土屋嘉男(つちや・よしお)さんが2月8日に肺がんで死去していたことが分かった。

 89歳だった。葬儀は近親者で済ませた。近く、お別れの会を開く。喪主は妻、みどりさん。

 山梨県出身。俳優座養成所時代に映画デビュー。1954年の黒沢監督の「七人の侍」に出演したことがきっかけで東宝と契約し、同監督の作品の常連となった。また、「ガス人間第1号」「マタンゴ」、ゴジラシリーズの「怪獣大戦争」など特撮映画への出演も多く、時代劇を中心にテレビでも活躍した。著書に「思い出株式会社」など。