24日(日本時間25日)にデトロイトで行われたヤンキースvsタイガースの一戦で
乱闘騒ぎが勃発した。6回裏にタイガース主砲カブレラが、ヤンキース捕手ロマインと
口論の末に突き飛ばし、両軍ベンチが入り乱れる大騒動に。乱闘直前にはヤンキース救援
ケインリーとジラルディ監督が危険球で退場処分、7回にはベタンセスとトンプソン・
コーチが故意死球で退場処分となるなど、騒然とした試合となった。

 この日の乱闘は4回から伏線があった。ヤンキースのサンチェスが3試合で4本目のホームラン。
すると、5回に再び打席に立ったサンチェスに、タイガース先発フルマーが時速96マイル
(約154キロ)の速球を当てた。ここで不穏な空気が流れたが、試合はそのまま続行された。

 だが、6回裏、タイガース主砲のカブレラが打席に立つと、ヤンキース救援のケインリーが
カブレラの背中の後ろを通るボールを投げ、球審はすぐさま報復の危険球と判断。ケインリーを
警告なしに退場処分とすると、ジラルディ監督がベンチから飛び出して激怒。監督も退場処分となった。

 ここでヤンキースはチャップマンを投入。試合が再開されるかと思った、その時、本塁上で
カブレラとヤンキース捕手ロマインが口論。激高したカブレラがロマインを突き飛ばすと、
両軍選手がベンチから飛び出し、そこかしこでもみ合いが起こる大乱闘となった。これで
カブレラとロマインが退場処分となったが、まだ騒動は収まらない。

 7回にヤンキース救援のベタンセスが、打席に立ったマキャンのヘルメットに死球を当て、
ベタンセスとトンプソン・ベンチコーチが退場処分に。さらに8回にはタイガース救援
グリーンが、ヤンキースのフレイザーに死球を当て、オースマス監督とともに退場。結局、
合計8人の退場者が出る異様な雰囲気の試合となった。

 両軍は7月31日にヤンキースタジアムで対戦した際にも、死球の応酬で警告試合を戦った
経緯がある。どうやら、この時の遺恨がくすぶっていたようだ。

フルカウント
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00010001-fullcount-base
https://amd.c.yimg.jp/amd/20170825-00010001-fullcount-000-1-view.jpg