『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系・毎週火曜午後11時15分〜)が、10月から土曜夜10時に昇格する。その原動力であり番組の顔が、“ナスD”の愛称で知られる友寄隆英ディレクター。毎回タレント並みの体当たりチャレンジに挑んでいる名物スタッフだ。番組を作る「裏方」がテレビ出演するメリットはどこにあるのか。また思わぬデメリットは? そこから番組の未来も見えてきた。
 
 現実的な利点として「番組予算が浮く」。ナスDはテレ朝のイチ社員。タレントに支払うような高額なギャラがかからない。経費削減が迫られるテレビ局にとってはもっとも歓迎すべきことだろう。

 撮影する上でもメリットがある。タレントのロケスケジュールの調整、ロケの説明、ロケ中のアテンドをするといったような手間がなくなるため、スタッフの精神的、肉体的な負担が少なくなる。

◆「ディレクターなのに」というギャップが視聴者を惹きつける

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