◇セ・リーグ 中日7―1広島(2017年8月9日 ナゴヤD)

 悲しみを表に出さず指揮を執り続ける森監督(62)へ中日イレブンが勝利を届けた。

 7日に長女の矢野麗華さんが乳がんのため、35歳の若さで亡くなってから、初の勝利。

 8日の広島戦は延長12回を戦いドロー、この日は京田がプロ初の5安打を放つなど
7―1で大勝。試合後、ウイニングボールを受け取った大島がイレブンを迎える指揮官のもとへ
さりげなく届けた。

 「娘のところに持っていけってことだろう」と森監督。
「みんなが勝たせてくれた。こうしてユニホームを着てみんなと野球ができて感謝している」と
語った。

 さらに、今季4勝目を挙げた大野に対し「簡単に四球を出して安定感はなかったけど
試合をつくってくれた」と厳しい言葉を並べながらも評価。プロ初の5安打を放った京田には
「今まで何試合かいいとこがなかった。今日はたまたまいい日だと思ってみていた」と
冷静に分析。

スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000157-spnannex-base