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2017/07/01(土) 08:24:33.50ID:CAP_USER9それは、その周でセーフティーカーがピットロードへ向かい、レースが再開される直前のことだった。事実上の最終コーナーである16コーナーへ向かうひとつ手前、15コーナーを立ち上がろうとした瞬間、加速しないハミルトンにベッテルが軽く追突した。これが最初の接触である。
レーサーにとって侮辱行為である「ブレーキテストをされた」と思い込んだベッテルは両手を上げて、ハミルトンへ抗議。その直後、2度目の接触が発生する。怒りが収まらないベッテルはハミルトンの横に並びかけた後、ハミルトンのマシンに軽く体当たりしたのだ。
表彰台を逃した両者は、レース後に舌戦を開始。
幸い2つの事故は低速で起きたものだったため、マシンに直接的な大きな損傷はなく、レースはそのまま再開された。しかし、ベッテルの体当たりは「危険な行為」だと判断したレース審議委員会はその後、10秒のストップ・アンド・ゴーのペナルティを科す。
これにより、ベッテルは4位でフィニッシュ。一方ハミルトンもレース再開後にヘッドレストが外れるという不運なアクシデントに見舞われて緊急ピットを強いられ、5位に終わった。
レース後、2人の舌戦が始まった。
「(再スタート直前の減速は)意図的にやったとは思っていないけど、正しい行為じゃない。僕だって、わざと追突したわけじゃないよ。だって、フロントウイングにダメージを受けたんだ。そんなリスクを冒すわけがない」(ベッテル)
「いつもの再スタートと同じように、同じ場所でスピードを落とした。彼は寝ていたんだろう。それで僕のマシンに後ろからぶつかってきた」(ハミルトン)
先頭を走っていたハミルトンに非はなかった。
F1では、セーフティーカーラン中は先頭を走るマシンはセーフティーカーのペースに合わせて、セーフティーカーから10台以内の距離で走行しなければならない。
だが、セーフティーカーがその周でピットロードへ向かうという合図として、点滅させていた警告灯のランプを消した後は、セーフティーカーランのペースは集団の先頭に立っている者が決められる。ただし、事故を避けるため以下のような但し書きがある。
「一貫性を欠く加速あるいはブレーキングのない、またほかのドライバーを危険にさらす、あるいは再スタートの妨げとなるような、その他いっさいの行為のない一定ペースで進まなければならない」(競技規則39条13項一部抜粋)
これは、再スタートと見せかけて加速した後に減速すると、後続のマシンが追突する危険があるためだ。
つづく
7/1(土) 8:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170701-00828376-number-moto&p=1