J1リーグは6月27日までに16節を終了(ACL参加クラブは15試合消化)。シーズンが折り返しを迎えようとしているなか、J1所属の18クラブを対象に「1試合平均観客動員数」をチェック。2016年シーズンから今季前半戦にかけて、各クラブの入場者数の増減をランキング化した。
 
 今回は、前回調査(2016年シーズン終了時)では外していた昨季J2所属クラブ(今回は北海道コンサドーレ札幌、清水エスパルス、セレッソ大阪が該当)も対象としている。どうしても、昇格による盛り上がりや、J2との「キャスティング」「パフォーマンスの質」の違いなど、集客面で大いに向上する余地があるため、有利な要素は多分にあるが、興味深い結果となっている。
 
 そして、1位となったのはやはりJ2から今季昇格したばかりのセレッソ大阪という結果に。2位の清水エスパルス以下を大きく引き離し、J2時代の昨季から約1万人近い増加となった。4万人以上を集めた大阪ダービーの復活なども入場者数の増加を後押ししている。
 
 健闘したのは3位のヴィッセル神戸と4位のアルビレックス新潟だ。神戸は大型補強に加え、序盤戦の好調も集客の要因となった。7月には元ドイツ代表のポドルスキの加入もあり、さらなる増加が見込めそうだ。新潟は成績面では16節終了時で最下位と振るわないものの、ホーム開幕戦で3万人越えを記録するなど、地元のサッカー熱に支えられている。
 
 さらに、大久保嘉人が加入したFC東京や中村俊輔が移籍したジュビロ磐田、やはりJ1復帰を果たしたコンサドーレ札幌なども2000人以上の増加を見せている。
 
【16年→17年前半戦/1試合平均入場者数・増減ランキング】
 
◆1位/セレッソ大阪
1試合平均入場者数の増減:+9,913人
16年終了時(J2):12,509人/17年前半戦:22,422人
 
◆2位/清水エスパルス
1試合平均入場者数の増減:+3,451人
16年終了時(J2):11,274人/17年前半戦:14,725人
 
◆3位/ヴィッセル神戸
1試合平均入場者数の増減:+2,977人
16年終了時:17,018人/17年前半戦:19,995人
 
◆4位/アルビレックス新潟
1試合平均入場者数の増減:+2,655人
16年終了時:21,181人/17年前半戦:23,836人
 
◆5位/FC東京
1試合平均入場者数の増減:+2,552人
16年終了時:24,037人/17年前半戦:26,589人
 
◆6位/ジュビロ磐田
1試合平均入場者数の増減:+2,448人
16年終了時:14,611人/17年前半戦:17,059人
 
◆7位/北海道コンサドーレ札幌
1試合平均入場者数の増減:+2,413人
16年終了時(J2):14,559人/17年前半戦:16,972人
 
◆8位/横浜F・マリノス
1試合平均入場者数の増減:+1,527人
16年終了時:24,004人/17年前半戦:25,531人
 
◆9位/サガン鳥栖
1試合平均入場者数の増減:+1,274人
16年終了時:12,636人/17年前半戦:13,910人
 
◆10位/柏レイソル
1試合平均入場者数の増減:+765人
16年終了時:10,728人/17年前半戦:11,493人
 
◆11位/ヴァンフォーレ甲府
1試合平均入場者数の増減:+20人
16年終了時:10,833人/17年前半戦:10,853人

つづく

サッカーダイジェスト6/28(水) 6:53配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170628-00027258-sdigestw-socc&;p=3