13日に放送された俳優・小栗旬(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(火曜・後9時)の最終回の平均視聴率が9・6%だったことが14日分かった。

 前回の10・3%から0・7ポイント下降と、やや寂しいフィニッシュ。同時間帯にテレビ朝日系で放送され、19・7%の好視聴率となったハリル日本のイラク戦中継に数字を食われた形となった。

 制作の関西テレビで放送された関西地区の平均視聴率は13・9%と前回の15・0%から1・1ポイントのダウンとなったが、好調のまま完走となった。

 同ドラマは直木賞作家・金城一紀氏の原案・脚本。元自衛隊員・稲見(小栗)、元公安捜査員・田丸(西島秀俊)、吉永班長(田中哲司)、樫井(野間口徹)ら各分野のスペシャリストが所属する警察庁警備局長・鍛治(長塚京三)直轄の秘密部隊・公安機動捜査隊特捜班の活躍を描いた作品。小栗と西島は民放の連ドラ初共演だった。

 今回の瞬間最高視聴率は関西が午後9時21分の15・0%。稲見の自衛隊時代の同期で特殊部隊員だった結城(金子ノブアキ)がマンションの一室で総理大臣襲撃テロの準備をするシーン。関東は、午後10時5分の10・6%。まさに物語のラストカットで何かを決意した稲見が恋人からの着信をじっと見つめるシーンで記録された。

 小栗が4月6日の完成披露試写会で「1話の100倍ぐらい2話が面白くて、最終回はその1000倍ぐらいになっている」と語っていた「CRISIS」。視聴者にとっては大きなショックを残したラストに対して、制作の関西テレビの番組ツイッターには多くの続編希望の書き込みが送られているという。(数字は関東、関西地区、ともにビデオリサーチ調べ)。

6/14(水) 10:27配信 スポーツ報知
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