東京五輪の「怖い話」 終わった後は地獄のツケか
https://www.j-cast.com/2017/05/27298666.html
2017/5/27 16:00

2020年東京オリンピックを取り巻く話題は政治絡みばかり。

こんな状況のなかで、五輪終了後に地獄のツケが回ってくる、との声が聞こえる...。

五輪費用はいったいどのくらいかかるのか。恐らく正解を答えられる関係者はだれもいないだろう。都も国も、ましてや組織委員会は。

「そのくらい無責任な数字が飛び交っている」
冷ややかな本音がメディアから流れてくる。そうだろう、と相づちを打つ人が多い。

2017年5月21日付けの朝日新聞に、思わずドキッとする特集が掲載された。

─ 「リオ 実らぬレガシー」

昨年のリオデジャネイロ(ブラジル)で開催された五輪の後始末をレポートしたものである。

サイド見出しもショッキングな字句が並んだ。

─ 「五輪施設放置 資金難と無計画」
─ 「消化器散乱、たまる汚水」(水泳会場)

そして、怖い文句がこれ。

─ 「東京の後利用 民間頼み」

東京に誘致が決まった後、確かに後利用の話は消えた。実は大会終了後、どこでも苦労した。日本では1998年の長野冬季五輪だ。経費は県民の多額の税金が投入されただけでなく、終了後も長く支払いに追われたという。

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五輪後がいろいろと心配されている(画像は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会ホームページより)