0001鉄チーズ烏 ★2019/01/28(月) 19:15:47.62ID:zSfr7OrX9
安藤サクラさん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」に、ヒロインの福子(安藤さん)の母・今井鈴役で出演している松坂慶子さん。鈴さんは「私は武士の娘です」が口癖で、萬平(長谷川博己さん)への不平不満をはじめ、何でも思いついたら口に出してしまう性格だが、それでいてどこか憎めない、みんなの愛されキャラだ。ドラマには第1回から登場し、松坂さんも役を通じて、随所にコメディエンヌとしての才能を発揮するなど、ドラマを大いに盛り上げてきた。「台本を読んで、鈴さんの面白さは分かるんですが、どういうふうに演じていいのか最初は分からなくて……」と明かす松坂さんに、ここまでの撮影を振り返ってもらった。
「まんぷく」は、99作目の朝ドラで大阪放送局制作としては42作目。インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんの半生がモデルのドラマ。脚本はドラマ「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などで知られる福田靖さんが手がけた。
◇鈴さんの役作り ヒントは方言指導から渡されるテープの中にも
今回、鈴を演じるにあたり、演出から「いろいろな面があっていいと思います。シーンによって違うことを言っていたりしても構わないので振り幅を大きくやってください」や「時には4姉妹のように、お母さんという立場だけではなく、とにかく楽しんでやってください」と言われたという松坂さん。
脚本の福田さんからも「コメディエンヌの要素もあるので、もっとハジけてもいいと思いますよ、と伺った」というが、「台本を読んで、鈴さんの面白さは分かるんですが、どういうふうに演じていいのか、最初は分からなかった」というのが正直なところだったといい、役作りは手探り状態で始まった。
一方、鈴のキャラクターを体現するにあたってのヒントは、方言指導から渡されるテープの中にも隠されていた。「ことば指導の先生の方言のテープ音源が本当に面白くて参考になりましたね。とにかく言ってみる、言ってみて採用されないときは、すっと引っ込める。そんなマッチポンプのように、火をつけてみんなを心配させるところがあるという、大阪の女性の気質のようなものも教えていただきました」としみじみ振り返る。
さらに、「どうしたらいいのか分からなくても、リハーサルをしていくうちに近づいていき、本番でたどり着ける。これはやっぱり台本がちゃんと組み立てられているからですし、本当に素晴らしいと思います」と感心していた。
◇福子の成長を感じられるときが私にとっての節目
鈴さんとして転機となったのが、終戦後に泉大津に移り住み、神部(瀬戸康史さん)が集めてきた男たち(=塩軍団)と共同生活を送りながら、塩作りをスタートさせたころ。「男の子いっぱいの大所帯になって、今までとは違う鈴さんの一面が自然に出てきました。寮母さんのような立場になり、いつもおなかから大きな声を出して話していましたし、ずっと怒鳴っていた気もします」と思い返す。
「ずっと『武士の娘』と口に出して気を張って生きてきたので、剛の側面が随分と出てきたなと思いました。女優の仕事をしていても、いただく役によって『自分にもこんな一面があったんだわ』と驚くことがあるのですが、鈴さんもさぞ自分に驚いたんじゃないでしょうか」と笑う。
また、「やっぱり福子の成長を感じられるときが、私(鈴)にとっての節目になっています」と話す松坂さん。「福子に『咲姉ちゃん(内田有紀さん)を結婚させてあげて』『電話交換手からフロントになったし、しっかりするから』と言われたとき、福子が変わってきたんだな、いつまでも子供と思っていたのが、社会に出てこんなことを言ったり考えたりするようになったんだと感じました」と目を細める。
「塩作りをやると腹を決めて、『お母さんやりたくないことはやらなくていい。全部やるから』って言われたときも、そうです。でも結局、手伝っているんですけどね(笑い)。『やりたくないことは、やらなくていい』って福子が言っいてたはずなのに、逆にそこまで言うならやってあげなきゃと。そういう福子の成長を感じられるときが、この先もあるんでしょうね」と振り返っていた。
>>2以降に続きます
2019年01月28日 テレビ
https://mantan-web.jp/article/20190127dog00m200032000c.html
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「まんぷく」は、99作目の朝ドラで大阪放送局制作としては42作目。インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんの半生がモデルのドラマ。脚本はドラマ「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などで知られる福田靖さんが手がけた。
◇鈴さんの役作り ヒントは方言指導から渡されるテープの中にも
今回、鈴を演じるにあたり、演出から「いろいろな面があっていいと思います。シーンによって違うことを言っていたりしても構わないので振り幅を大きくやってください」や「時には4姉妹のように、お母さんという立場だけではなく、とにかく楽しんでやってください」と言われたという松坂さん。
脚本の福田さんからも「コメディエンヌの要素もあるので、もっとハジけてもいいと思いますよ、と伺った」というが、「台本を読んで、鈴さんの面白さは分かるんですが、どういうふうに演じていいのか、最初は分からなかった」というのが正直なところだったといい、役作りは手探り状態で始まった。
一方、鈴のキャラクターを体現するにあたってのヒントは、方言指導から渡されるテープの中にも隠されていた。「ことば指導の先生の方言のテープ音源が本当に面白くて参考になりましたね。とにかく言ってみる、言ってみて採用されないときは、すっと引っ込める。そんなマッチポンプのように、火をつけてみんなを心配させるところがあるという、大阪の女性の気質のようなものも教えていただきました」としみじみ振り返る。
さらに、「どうしたらいいのか分からなくても、リハーサルをしていくうちに近づいていき、本番でたどり着ける。これはやっぱり台本がちゃんと組み立てられているからですし、本当に素晴らしいと思います」と感心していた。
◇福子の成長を感じられるときが私にとっての節目
鈴さんとして転機となったのが、終戦後に泉大津に移り住み、神部(瀬戸康史さん)が集めてきた男たち(=塩軍団)と共同生活を送りながら、塩作りをスタートさせたころ。「男の子いっぱいの大所帯になって、今までとは違う鈴さんの一面が自然に出てきました。寮母さんのような立場になり、いつもおなかから大きな声を出して話していましたし、ずっと怒鳴っていた気もします」と思い返す。
「ずっと『武士の娘』と口に出して気を張って生きてきたので、剛の側面が随分と出てきたなと思いました。女優の仕事をしていても、いただく役によって『自分にもこんな一面があったんだわ』と驚くことがあるのですが、鈴さんもさぞ自分に驚いたんじゃないでしょうか」と笑う。
また、「やっぱり福子の成長を感じられるときが、私(鈴)にとっての節目になっています」と話す松坂さん。「福子に『咲姉ちゃん(内田有紀さん)を結婚させてあげて』『電話交換手からフロントになったし、しっかりするから』と言われたとき、福子が変わってきたんだな、いつまでも子供と思っていたのが、社会に出てこんなことを言ったり考えたりするようになったんだと感じました」と目を細める。
「塩作りをやると腹を決めて、『お母さんやりたくないことはやらなくていい。全部やるから』って言われたときも、そうです。でも結局、手伝っているんですけどね(笑い)。『やりたくないことは、やらなくていい』って福子が言っいてたはずなのに、逆にそこまで言うならやってあげなきゃと。そういう福子の成長を感じられるときが、この先もあるんでしょうね」と振り返っていた。
>>2以降に続きます
2019年01月28日 テレビ
https://mantan-web.jp/article/20190127dog00m200032000c.html
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