数字300桁を適当に言う→数列から96%以上で誰が言ったか特定 数列には個人の「クセ」が現れる

ドイツのシャリテ・ベルリン医科大学などに所属する研究者らが2021年に発表した論文「A cognitive fingerprint in human random number generation」は、
無作為に生成した数列に個人特有のパターンが含まれることを示した研究報告である。その数列において、
同一人物が書いたか、それとも別人が書いたかを判定するシステムを開発し、証明した。


 115人の参加者を対象に、1~9までの数字を使って300桁のランダムな数列を2回生成してもらう実験を行った。
参加者には、数字の出現頻度ができるだけ均等になるよう意識しながら、なるべく予測不能な数列を生成するよう求めた。

 そして、2つの数列の類似度を定量化する独自の手法を用いて分析したところ、わずか300桁の数列だけでも、
同一人物が生成した数列と、別人が生成した数列を、96.5%の高い精度で見分けられることが分かった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ce4e2485b029c3746cfe94f22de56ce943b46c8