アスクル倉庫火災、段ボール回収業者に94億円支払い命令…2審で43億円増額
2024/02/08 21:34
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240208-OYT1T50192/


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 埼玉県三芳町で2017年、オフィス用品通販大手「アスクル」(東京)の物流倉庫が燃えた火災は、倉庫内での段ボール回収作業が原因だったとして、アスクルが回収業者「宮崎」(愛知)に約101億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(土田昭彦裁判長)は8日、約94億円の支払いを命じた。1審・東京地裁判決が命じた賠償額は約51億円だった。

火災が発生したアスクルの物流倉庫(2017年2月、読売ヘリから)
 高裁は1審と同様に宮崎側の過失を認定。1審はアスクルに支払われた保険金分を損害額から差し引いたが、高裁は保険金分も賠償請求できると判断した。