1人暮らしは「パックご飯」「炊飯」どちらがお得? それぞれのメリット・デメリットも比較

1人暮らしの食事計画において、毎日のごはんの調理方法を考えることは重要です。特に米は日本人の主食であるため、
毎日でも食べたいという人も多いでしょう。一般的に、米を食べる際は炊飯する方法とパックご飯をチンする方法の2つがあります。

米を炊飯する経済的なメリット
米の価格は天候の影響などによって変動しますが、総務省統計局が公表している「小売物価統計調査(動向編)」によれば、
東京都のうるち米(コシヒカリ)の価格は5kgあたり2333円(2023年8月)です。米は炊くと約2.2倍になるので、
ご飯を茶わん1杯あたり150gだとすると米は68g、5kg購入すれば単純計算で茶わん約73杯分になります。
1食1杯だとして金額に換算すると、1食当たり約31.9円の計算です。

パックご飯を利用する経済的なメリット
常温での保存が可能で、賞味期限も比較的長いため、もしものときのための非常食としても利用できます。
ただし、米を1袋購入して食べる場合に比べて、1食当たりのコストは高めです。パックご飯の価格は銘柄やブランドによって異なりますが、
1パックあたり100〜200円程度が相場です。米を毎日食べるような食生活の場合、パックご飯は炊飯する場合に比べて
経済的には高くついてしまうでしょう。

週に2〜3回しか米を食べない場合は?
パックご飯は炊飯器の購入が必要ないなど、初期コストがかからないというメリットはありますが、長期的に見れば米は
炊いて食べるほうがお得です。

手間をかけずに済ませたい場合には、パックご飯が便利です。最終的には、個人のライフスタイル、好み、予算に応じてどちらの
方法が最適かを考える必要があります。バリエーション豊かな食事を楽しみたい場合や、食材の無駄を減らしたい場合は、
米を自分で炊く方法を検討することをおすすめします。

出典
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) うるち米 2023年8月

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb60d47089ce84eaca4b2bbd1b330343b7edfbff