モスクワへの無人機攻撃を阻止、1機は高層ビルに衝突=ロ国防省
[1日 ロイター] - ロシア軍は対空部隊が1日未明にウクライナの「テロ攻撃」を阻止し、モスクワを標的とした無人機(ドローン)を撃墜したと発表した。しかし制御不能となった1機が30日にも攻撃を受けた高層ビルに衝突した。
ロイターが入手した動画には、ビルのガラスが衝撃によって割れている様子が映っていた。
国防省はメッセージアプリ「テレグラム」に「モスクワと近郊を標的としたウクライナ政権の無人機による1日夜のテロ攻撃の試みは阻止された」との声明を投稿した。
無人機2機は市中心部西の郊外で撃墜された。しかし、無線電子機器により制御不能となった別の1機がモスクワの新都心「モスクワシティー」の商業ビルの敷地に墜落したと説明した。
モスクワ近郊のブヌコボ空港が一時閉鎖されたが、その後再開された。
ソビャーニン市長は「無人機のうち1機が以前に被害を受けたモスクワシティーの同じビルに衝突した。21階部分が損壊し、窓ガラスは150平方メートル以上破壊された」と述べた。けが人は出ていないという。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-moscow-drones-idJPKBN2ZC1XG