(CNN) ロシアのプーチン大統領は13日、ロシアの海外旅行用のパスポートを無効にするための条件を規定する
法案に署名した。政府のウェブサイトで文書が公開された。

ロシア国民は通常、海外旅行用と国内用の二つのパスポートを保有している。

新しい法律では、兵役に就くよう徴集される可能性のある国民に対して厳しい渡航制限をかけている。

法律によれば、徴集された人はロシアから出国する権利を制限する決定を通達されてから5日以内に
海外旅行用のパスポートを当局に提出する必要がある。

もし、出国の権利を制限された人がパスポートを保管のために適切な部署に移さなかった場合、
パスポートが取り消されることもある。

ロシアでは昨年9月の部分的動員の発表以降、戦争を逃れた男性の出国が大きく増えた。

今年4月には軍務と兵役に関する法律の改正案が可決した。この改正により、兵役の義務がある人々について
デジタルでの登録名簿が作成され、メールによる招集令状が導入された。個人のアカウントに招集令状が送られた時点で、
令状は受け取ったとみなされる。こうした令状が届いた日から海外への渡航が禁止される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ad80e4e23b9a563f0e94b4b700f98c8ddd85cf