釧路市の2月末現在の住民基本台帳に基づく人口が15万9930人となり、61年ぶりに16万人を割った背景には、
急速に進む少子高齢化や基幹産業の落ち込みがある。市の推計では、2040年には10万人台に減少するとされている。

 前年同期比では2759人減で、市内10地区全てで減少した。減少幅は人口最多の「愛国」と高齢化率の高い「春採」が
いずれも655人減で最大。次いで「鳥取」の373人減、「鉄北」の328人減と続く。

 死亡数が出生数を上回る「自然減」は1802人(22年)で10年前から倍増している。市の高齢化率は1980年代の
人口ピーク時の6%台から上昇を続け、2月末現在は35・2%。

 一方、転出が転入を上回る「社会減」は人口規模の縮小により年々減っており、昨年は781人。
ただ、年齢別では20~24歳の減少数が276人と最多で、就職で札幌圏や首都圏へ出る若年層の流出が顕著になっている。

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