日本に必要な「外国人へのやさしさ」=ウシュマさんの悲劇に思う―スリランカとの深いご縁から

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◆「国際人に一番重要な資質は他人への優しさ」

「国際人に一番重要な資質は他人への優しさです。日本人は限られたコミュニテイでは互いに親切だが、自分のグループを超えた外側に善意,優しさを示すことが不得意な民族です。いかに、自分の周りの人たちに、知らない人達に親切にできるか。これが国際人になるための基本的な資質だと思っています。」これは元外務省・外交評論家の故岡本行夫氏の最後の講演禄「日本にとって最大の危機とは?」にある言葉である。日本にとって最大の危機とは「他人へのやさしさ」に欠けた制度や個々人の振る舞いではなかろうか。

ウシュマさんの事件を報道で知った日本の某小学生が学校の作文で「外国人が差別されている現状を変えて欲しい」と書いたことをラジオで聞いた。この小学生の優しい気持ちをより多くの大人が共有することを期待する。日本国内に多数の外国人労働者がいる現在、だれでも国内で「他人への優しさ」を示すことが可能だ。また「外国人へのやさしさ」を基本とした制度改正を目指す議員候補者に一票を投じることも大人は可能だ。

https://news.nicovideo.jp/watch/nw10410115?news_ref=10_10