日本の航空技術、次世代戦闘機を開発する韓国には「及ばない」=中国

 韓国は次世代戦闘機「KF21」の開発に取り組んでおり、2021年4月には試作機が公開された。文在寅大統領は2032年までに120機を配備する計画であることを明らかにしている。中国メディアの網易はこのほど、すでに試作機を完成させた韓国と日本を比べたうえで、「日本の航空技術は韓国に及ばない」と主張する記事を掲載した。

 記事は、日本の航空技術は韓国に及ばないと主張する理由として、日本も「心神」と呼ばれた先進技術実証機「X2」を開発していたが、これは「ただの実証機であり、模型機」に過ぎず、実戦能力は備えていなかったからだと主張した。この点で韓国のKF21はまだ試作機を公表したばかりだが、一定の機能を備えているため日本より上だとしている。

 しかし記事の中国人筆者は、韓国による次世代戦闘機の開発に対する不安も示している。なぜなら、韓国の軍事工業には「殻だけ自分で作って、中身は世界各国の部品を使う」傾向があるからだと主張。そして、これらを組み立てただけで「国産の先進技術による研究開発に成功した」と宣伝することがあり、K2戦車やK9時自走砲、世宗大王級駆逐艦などは、どれも外国の装備を組み立てただけだと指摘した。

 実際、KF21でもエンジンやステルス塗料などの要となる部分は米国に頼らざるを得ないだろうと主張し、レーダーは韓国が独自開発するとなっているものの、どれほどの性能を発揮できるのかは未知数だと伝えた。

 最後に、韓国にしても日本にしても、軍事面で一部の分野は強くても全体的な劣勢をカバーできるほどではないという共通点があると主張し、日韓共に米国の支持があるとはいえ、中国に対して脅威を与えるほどの力はないとの見方を示し、記事を結んだ。

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