「ミニディスク」(MD)を覚えていますか? 
音が飛ばず長時間録音できるのが売りで、カセットテープに代わって1990年代に一時代を築いた。
しかし、再生機器の生産は終わり、今年「コギャル」などの言葉とともに辞書からも消える。「平成」がまた遠くなっていく。

「懐かしい……」。東京都内の団体職員の女性(44)は10月、引っ越しの際にMDを2枚見つけた。正方形のケースに覆われた直径64ミリの小さなディスク。高校生のころ、通学中に聞いた英語教材のようだ。

MDコンポで再生しようとしたが、故障していて聞けなかった。レンタル店でJポップのCDを借りてはMDにダビングし、何十枚も持っていたのは一昔前。「寂しいけど時代の流れかな」

https://www.asahi.com/sp/articles/ASPD32WD3PCZUTIL00Z.html