性犯罪「不同意」も処罰対象とするか法整備の在り方諮問 法相

2021年9月16日 17時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210916/k10013262681000.html
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性犯罪「不同意」も処罰対象とするか法整備の在り方諮問 法相

2021年9月16日 17時55分

法制審議会の総会が開かれ、上川法務大臣は、強制性交などの構成要件を見直して、
暴行などがなくても被害者の同意がない性行為を処罰の対象とするかなど、
性犯罪の被害の実態に応じた法整備の在り方を検討するよう諮問しました。


強制性交などの性犯罪について、現在の刑法では暴行や脅迫などによって性行為に及んだことが
構成要件になっていて、被害者が同意していないことだけでは処罰されないケースがあることから、
法務省は見直しに向けた議論を進めています。

法制審議会の総会で、上川法務大臣は「性犯罪に適切に対処するための法整備の在り方について
審議をお願いする」と述べ、被害の実態に応じた法整備の在り方を検討するよう諮問しました。

法制審議会では、
▽強制性交などの構成要件を見直して、暴行や脅迫などがなくても被害者の同意がない性行為を処罰の対象とするかや、
▽現在は13歳となっている性交への同意を判断できるとみなす年齢の引き上げ、
それに
▽性犯罪の時効の見直し、などをめぐって幅広く議論されることになります。