「一人には白米をパラパラと与え、他の人には御馳走でもてなした」
21日、韓米日 北核首席代表協議のため訪韓したソン・キム米国務省対北朝鮮特別代表と船越健裕外務省アジア大洋州局長の訪韓の動きをめぐって出てきた言葉だ。
米国は歓待し、日本は冷遇する任期5年目の文在寅政権の外交の現住所だという評価だ。

ソン・キム代表は23日に出国するまでの4日間、忙しい日程を過ごした。
今月21日、北朝鮮の核問題で首席代表が相次いで協議した直後、午後には鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官と会った。
鄭長官は同日、東南アジア3ヵ国歴訪のために出国しなければならない切迫した日程にもかかわらず、ソン・キム代表接見のために時間を持った。
22日午前にイ・イニョン統一部長官とチェ・ヨンジュン次官に会ったほか、午後には文在寅大統領を表敬訪問した。
ソン・キム代表はその後、在韓米国大使官邸で国内外交安保専門家らと非公開懇談会を行った。 バイデン大統領の "対北朝鮮メッセンジャー" 役を忠実に遂行したわけだ。

一方、船越健裕局長は、訪韓中に特に動きはなかった。 大統領との会談はもとより、青瓦台参謀陣との会談も、チョン外交部長官を表敬訪問する日程もなかった。
"幅広い行動" をしたソン・キム代表と比較すると、冷遇されたとも感じられる状況だった。

外交部はこの日、船越局長がチョン長官と面談しなかった理由について「お互いの日程が合わなかった」と説明した。
日本側が面談を望んでいたのであれば、時間を割いてでも席を作ったはずだが、そもそも要請自体がなかったという説明も付け加えた。
これと関連し、ある外交消息筋は「今回のことは、2人の客を家に招待しておきながら、1人には白飯を出し、もう1人には御馳走を振る舞ったようなものだ」とし
「韓国が今回の協議の主催国であるだけに、形式的にでも米国と似たような日程を作るのが最低限の礼儀だった」と述べた。

http://enjoy-japan-korea.com/archives/9206461.html