習主席、15日に68歳 定年慣例破り3期目続投へ―中国

 【北京時事】中国の最高指導者、習近平国家主席(共産党総書記)は15日、68歳の誕生日を迎える。共産党には最高指導部メンバーが党大会の時点で「67歳以下なら留任し、68歳以上なら引退する」という定年の慣例がある。しかし、習氏には適用せず、来年秋の党大会で3期目の続投を決めることが確実視されている。

 2012年に総書記に就任した習氏は16年に「党の核心」の地位を獲得。着実に権威を高め、長期政権の環境整備を進めてきた。2期目に入った17年の党大会では習氏の後継候補となる次世代有力者を政治局常務委員(最高指導部メンバー)に起用することを見送った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021061200340&;g=int


習近平・毛沢東両氏を別格に演出

 【北京共同】中国共産党が7月の党創建100年を記念して開催する公演で、建国の指導者、毛沢東と習近平総書記(国家主席)を別格の存在として演出する方針であることが12日分かった。最高実力者だった故トウ小平氏らは「過渡期」の指導者として抑制気味に描く。複数の党関係筋が明らかにした。
 習氏は来年の第20回党大会で異例の総書記3期目入りを狙っており、党創建100年でさらなる権力基盤固めを図る。指導部は習氏の地位を絶対的な存在である毛と並ぶものだと内外に印象付ける思惑とみられる。改革・開放政策を主導したカリスマ指導者であるトウ氏の地位低下にもつながりそうだ。

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