プリウスのフルモデルチェンジに向けての開発が進められている。
次期プリウスはエクステリアが相当にスタイリッシュ、スポーティーになるということで、これまでとは違うプレミアムなポジションの獲得に挑戦することになる。
(写真は4代目プリウス)
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1997年の初代プリウス登場から23年が経過し、ハイブリッドカーは広く普及を遂げることができた。
昨今では、ハイブリッドカーという立ち位置は、もはやEVに追われる存在というイメージも強くなりつつある。
ある意味でプリウスの役目は終えているわけだが、新たな挑戦として用意された道がプレミアム化である。

次期型では、ワンモーションフォルムは踏襲され、プリウスらしさは残されるが、プレミアムブランドで採用が多い4ドアクーペに近いスタイルとなる。
全高は下げられ、全長と全幅は拡大。ホイールベースも延長を受ける。
プレミアム感のあるルーフラインと引き換えに、後席ヘッドクリアランスは躊躇いなく削減されるが、このあたりを気にするユーザーはカローラを選べば良いとなる。

現行型4代目プリウスのエクステリアは、賛否両論あったが、やや否定的な意見が優勢な部分もあった。
次のフルモデルチェンジでは、これらは払拭されることになるだろう。

■プリウスのフルモデルチェンジで採用が期待される新技術
TNGA(GA-C)プラットフォームとTHSUは、改良を受けながらも基本的にはキャリーオーバーとなる。
THSUは、現実解として、まだまだ優秀な環境性能を持つパワートレインであることに変わりはない。
一方で、新技術として、全固体電池や水素燃焼エンジンを採用するという噂もある。
これらの新技術を導入したモデルが仮に発売されたとしても、話題作りや試験的な意味合いが強く、生産台数も限られ手に入りにくいものとなりそう。
一般的なユーザーにとって、技術的に重要なポイントは、PHV(プラグインハイブリッド)がメイングレードとなることである。
(続きあり)
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