自由すぎるツバメに仰天!室内に巣作りしリビングを自由に…住人は「これが普通」

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f32408f1b137473e2e54e1b7518af230ef7e9f4

この季節になるとツバメが子育てに向けて巣を作り始めます。由利本荘市ではある珍しい場所に巣ができていました。

ツバメの巣ができる場所として思い浮かぶのはどこですか?住宅の軒下や作業小屋などが一般的ですが、それ以外の珍しい場所にも毎年ツバメが巣を作りにやってきています。

■猿田真紀子記者
「珍しい場所にツバメの巣ができている由利本荘市の住宅にお邪魔しています。軒下などには見当たりません」

取材班が自力で見つけることができず、詳しい話を聞くため住人を訪ねました。

「どちらに?こちら…(カメラ寄って)本当におうちの中に」

巣ができていたのは玄関からリビングへと続く廊下の天井付近です。完全に家の中…居候状態です。

「12、3年前から来るようになって毎年4月になるといち早く飛んできてお盆の頃には帰っていく」

玄関にある小さな窓から入ってきたのがきっかけとみられ、それから10年以上にわたり毎年巣を作りにやってきます。つがいで住みつき今は卵がかえるのを待っている状況です。

1羽が卵を温めるそばでもう1羽が羽を休めるなど、仲睦まじい様子がよく見られるということです。

「もう1週間以内にピピと聞こえると思いますけど」「今年は何羽生まれるかなという期待感」

毎年ヒナたちが巣立つまで見守っています。餌をあげたり触れたりすることはしませんが、卵の殻やフンが落ちてもいいように準備は整えています。よく遊びにくる孫たちにとっては馴染みの光景になりました。

「(ここにツバメの巣ができているのは?)普通」

一方のツバメも、孫たちがにぎやかにしていても動じる様子はありません。住み慣れた我が家のように自由自在に家の中を飛び回り、時計の上で羽を休めリラックスする姿も…

心優しい家族に見守られ、ツバメにとっては落ち着いて子育てができる場所になっています。

「今年も長い冬が終わって春が来たんだなっていう楽しみというか期待…すごい嬉しいですね来てもらうと」

日本野鳥の会によりますと、室内に巣を作るケースは1割ほどです。ツバメはカラスなどの天敵を避けるために人通りの多い場所で巣を作る傾向にあります。そのため巣が作られるのは一戸建ての住宅や商店が多いですが、ほとんどが軒やひさしの下だということです。

なかなか家の中に巣ができることはないかもしれませんが、住宅の敷地内にツバメなど野鳥がやってきた場合温かく見守りましょう。



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