たった1回転んだだけで「死亡」
高齢者転倒のヤバすぎる実態
転んで3ヵ月であの世に…

夫の安田康介さん(享年78、仮名)を喪った妻・芳江さん(77歳)はこう語る。

悲劇は突然訪れた。今年5月の朝8時、
畳敷きの寝室で目を覚ました安田夫妻。
康介さんは布団から起き出し、タンスから洋服を取り出し着替えを済ませた。

そして朝食を食べるために隣のリビングに移動しようとしたその瞬間。
布団のわきに脱ぎ捨てていた自分のパジャマに左足をひっかけ、転倒してしまった。

よほど痛かったのか、仰向けで5分以上動きません。
その痛がり方が尋常ではなかったので、すぐにタクシーを呼んで近くの整形外科へ。
腰椎圧迫骨折と診断されました。

自宅の寝室で寝たきり生活を余儀なくされた康介さんは、
食事を積極的に摂ろうとしなくなり、痩せ細っていく。

それまで週に2回は近所の仲間たちとゲートボールを楽しんでいた康介さん。
そんな彼が嘘のように衰弱していった。

結局、康介さんは転倒から3ヵ月後、
寝室で心筋梗塞を起こして、苦しみながら死んでしまった。

このように、60歳を超えた人たちにとって数pはおろか、
わずか数mmの段差でさえ命取りになってしまう。

画像
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週刊現代
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67623?page=1&;imp=0