JR東日本は余暇と仕事を組み合わせる「ワーケーション」専用の旅行商品を発売した。栃木県や新潟県のホテルに宿泊し、テレワークをしながら
各地の観光資源を楽しめる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で鉄道の利用は減少しているが、働き方が多様化する中で生まれた新たな需要を取り込みたい考えだ。

設定期間は4月1日〜9月28日まで。往復のJR利用料金と宿泊費をセットにした。滞在先としてJR東日本ホテルメッツ宇都宮(宇都宮市)、ホテルファミリーオ
館山(千葉県館山市)、JR東日本ホテルメッツ新潟(新潟市)、ホテルメトロポリタン盛岡(盛岡市)の4つのホテルを用意した。

各プランにはレンタカーの割引や飲食チケットなどの特典が付く。宇都宮ではギョーザ店の定食チケット、新潟では駅ビルの買い物券や新潟酒がセットになる。
午前中からホテルで仕事をしたい顧客に向け、チェックインの時間を早めたり、チェックアウトの時間を遅くしたりできる特典も付けた。

東京駅と宇都宮駅の往復で、JR東日本ホテルメッツ宇都宮に3泊4日滞在する場合、1人1室の利用で料金は大人1人あたり朝食付きで5万8400円。
2人以上の利用に適用する割引プランもある。同社のワーケーション専用商品のホームページで予約を受け付けている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ186TB0Y1A310C2000000/