https://news.yahoo.co.jp/articles/35b262c7d1a81ea72aec272bc4aeced6851180e9

日本テレビの情報番組「スッキリ」で、アイヌ民族を傷つける表現が放映され、地元の北海道を中心に波紋が広がっている。
ネット交流サービス(SNS)では、発言したお笑い芸人への“攻撃”にも発展。発言に便乗し分断をあおるような発言も出てきた。
テレビ局側の認識の甘さを指摘する意見に加え、アイヌの側からは抗議や憤りだけでなく、「歴史を学ぶきっかけに」と願う声も出ている。

発端は、今月12日午前に放送された「スッキリ」でのお笑い芸人、脳みそ夫さんの表現。アイヌの女性をテーマにした
ドキュメンタリー作品の紹介を受け、「この作品とかけまして動物を見つけたととく。その心は、あ、犬」と発言した。内容は事前収録だった。

放送直後からSNSで問題視する声が相次ぎ、日本テレビは放送当日の午後に「担当者にこの表現が差別に当たるという認識が不足しており、
放送前の確認も不十分だった。アイヌ民族の方々を傷つける不適切な表現で放送してしまった」とのコメントを出した。
脳みそ夫さんも14日に「勉強不足を痛感」とSNSに直筆文書を公開し謝罪した。