国が同性婚を認めていないのは、法の下の平等や「婚姻の自由」を定めた憲法に違反するとして、北海道に住む同性カップル3組が
国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁(武部知子裁判長)は17日、「違憲」との初判断を示した。

性的少数者の権利保護の意識が高まる中、同性婚の導入を巡る議論に影響しそうだ。

 原告は男性カップル2組と女性カップル1組で、いずれも2019年1月に婚姻届を提出したが受理されず、同2月に提訴した。

 憲法24条は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」するとし、民法では「夫婦」という用語を使う。このため国側は「男女」が前提との法解釈をしている。

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