1年4カ月にわたり、男性消防隊員8人が夜間勤務中にオンラインゲームで遊んでいたなどとして、兵庫県宝塚市は16日、主導した45歳と35歳の消防司令補2人を減給、停職などの
懲戒処分にし、31〜36歳の消防司令補ら6人を訓告処分にしたと発表した。主導した2人は、普段から部下の見た目を侮辱したり、無理やり趣味に付き合わせたりしていたことが判明し、
同市はパワーハラスメントに当たるとした。処分は15日付。
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同市によると、8人は2019年5月〜20年9月、宝塚市西消防署南部出張所で夜間休憩時間を超えてスマートフォンのオンラインゲーム「PUBGモバイル」に興じていた。
ゲームは、輸送機から戦場へ降り立った100人が生き残りをかけて戦う内容という。
市民からの通報メールが市に届いて発覚した。調査の過程で、ゲームを主導した男性消防司令補2人が、普段から部下に対して業務ミスの回数だけ肩をたたいたり、
休日にロードバイクのレースやトレーニングに付き合わせたりし、部下が用事を理由に断ると自宅まで確認に来るなどしていたことが分かった。
2人の懲戒処分は、45歳の消防司令補が減給10分の1(3カ月)、もう1人が停職1月と2階級降任。
8人の管理監督責任を問い、上司の消防長ら7人を文書厳重注意とした。
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