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■第3位は、るーみっくの河内弁人気キャラ
 40代の人を中心に、全体の7.3%の票を集め第3位にランクインしたのは、高橋留美子氏の人気マンガ『うる星やつら』のラン。
アニメ版では井上瑤(初代)と小宮和枝(二代目)が声優を担当した、メインヒロイン・ラムに復讐するため地球にやってきた幼なじみの女の子だ。

 ピンクのカールがかったロングヘアにリボンをつけて、フリフリのエプロンを着た弱々しげな乙女のような見た目だが、
人一倍腹黒い一面をもっているのがランというキャラ。ふだんは「あたし」などと女の子らしい一人称を使っているのだが、
激高すると河内弁全開の「ワシ」へと豹変。ブチ切れると「おんどりゃあ! 何さらすんじゃいワレぇ!」と、どぎつく叫び散らかしてしまうことも。
その後すかさず「いやぁん」などとぶりっ子して取り繕おうとするのだが、大抵は手遅れに終わる。

 ラムの惑星小学校時代からの幼なじみだが、事あるごとに彼女をライバル視しているラン。
子どもの頃からラムの奔放な性格に振り回されており、いつか復讐したいと企んでいる。とはいえ本人の前で本性をむき出しにすることもあり、
陰湿な印象はなく、ギャップに満ちた河内弁での二重人格も、魅力の一部となっているのだ。

 ランは高橋留美子作品の中でも人気の高いキャラクターで、2019年11月に放送された『全るーみっくアニメ大投票』(NHKBSプレミアム)では、
あまたの人気キャラを押しのけ23位という好成績を残している。

■「ワシはお前を殴らないかん。殴っとかな気がすまへんのや」
 8.3%の票を獲得し、第2位となったのはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの鈴原トウジ(CV:関智一)。
第3新東京市立第壱中学校に通っている、主人公・碇シンジのクラスメイトだ。スタイリッシュな雰囲気の同作では珍しい
コテコテの関西弁の使い手で、第参話「鳴らない、電話」で初登場し、
「すまんな、転校生。ワシはお前を殴らないかん。殴っとかな気がすまへんのや」とシンジを殴った。

 最初こそ険悪な仲だったが、その後シンジの理解者として、男らしい一面を見せることも。テレビアニメ版では
「碇のことごちゃごちゃぬかす奴がおってみぃ、わしがパチキかましたる!」と、粗野にして思いやりにあふれた言葉を口にしていた。
多少クサい言葉であっても、男気を感じられるセリフになるのが関西弁のいいところだろう。

『エヴァ』は2021年1月23日に、いよいよ完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開となる。トウジの出演は不明だが、
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で突如主要キャラとして登場した妹・鈴原サクラ(CV:沢城みゆき)の出番はありそう。
サクラの関西弁が堪能できることを期待するばかりだ。