【ロンドン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は16日、日本政府関係者が2019年に日産自動車とホンダの
経営統合を模索していたと報じた。電気自動車(EV)や自動運転技術の開発競争が激化する中、日本の自動車
産業の先行きを危ぶんだためだが、両社が反対したため統合案は頓挫したという。複数の関係者の話として伝
えた。

報道によると、統合案は19年末に両社へと示された。ホンダ側は、日産と企業連合を組むフランス大手ルノーの
複雑な資本関係を背景に提案を拒否。日産もルノーとの連携強化に集中する中で反対した。統合案は両社の取
締役会で検討される前の段階で否定されたという。

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