ソニー試作EV「VISION-S」公開 一定の自動運転、年度内に公道実験
2020年7月28日 00時00分 毎日新聞

ソニーは27日、東京都内で電気自動車(EV)の試作車「VISION―S」を報道機関に公開した。自社のセンサー技術や音響設備をアピールするために
製作した4人乗りセダンで、一定の自動運転が可能。現時点で販売予定はないが、2020年度中に公道で走行実験を予定している。
スマートフォンなどに使われる画像センサーにおいて、ソニーのシェアは世界1位。試作車は計33個のセンサーを搭載しており、周囲の交通状況を
把握して車線変更や駐車などの動きを自動で行う。曲線的な外観や内装はソニーのデザインチームが手掛けた。運転席の前から助手席の前に
つながる横長のモニターには、カーナビや前後左右を確認するカメラの映像を映し出すほか、休憩中には映画も楽しめる。
1月に米ラスベガスで開かれた家電見本市「CES」で発表されており、日本では初公開。走行実験は日本、欧州、米国で予定しており、車載用センサー
などの技術を高める狙いがある。開発責任者の川西泉執行役員は「実験の成果をソニーのさまざまな製品作りにつなげていきたい」と話した。

https://mainichi.jp/articles/20200727/k00/00m/020/206000c
https://www.youtube.com/watch?v=FXmiTekRiG8
https://img.youtube.com/vi/FXmiTekRiG8/0.jpg
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/07/27/20200727hpj00m020001000q/9.jpg